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Principle vol.1 「函館 ・ 弥生小学校の保存を考える」


● はじめに

函館市の西部地区という歴史的建物保全地区にある、弥生小学校の保存問題を取り上げています。
ここでは2008年4月初めに掲載を開始した、Blog「函館・弥生小学校の保存を考える」と連携を図りながら、よりこの問題を分かり易く、また新たな加筆を加えながらこの問題を整理したいと考えています。
これまで通りブログとリンクしながら、より広範な問題に目を向けていきたいと考えています。
当初ブログの目的は、函館における保存活動と連携しそれをサポートするためのものでした。
昨今の保存運動は有名建築か名のある建築家が設計した建築を対象にしたものがほとんどです。
しかし、たとえ全国レベルでの知名度は低くても、その地方、その町にとっては国の重要文化財に匹敵する価値を有する建築が多くあります。
この弥生小学校もその中の一つであると考えます。
函館の歴史地区にある立地、建設当時の時代背景、設計者、教鞭をとった教師、輩出した人材、そして蓄積され凝縮された歴史と伝統、これらの条件を備え、現在も凛とした存在感をもって環境と同化している建築は函館のみならず、日本にとっての稀有な未来に残すべき財産といえます。
また、今後全国で起こり得る、歴史的建造物の解体問題に対しても、影響を及ぼす問題を内包しているとも思います。
ここではこの建築の完全保存を前提に、この建物の周囲・背景にある全てに対して論考を加え、この建築の重要性を考えていきたいと思います。


趣意書
昭和9年大火復興事業考察
函館復興小学校考察
函館復興小学校
函館市技手・小南武一の建築考察
弥生小学校考察
歴史的建造物考察
「函館・弥生小学校の保存を考える」 本文
動画で見る弥生小学校
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